「髪を切るのは最後の手段|日常の“困った”に応える美容師の想い」

「髪を切りたいおばあちゃんの理由は…?プロが届けた“本当に必要な道具”の話」
ども!安西でございます!
ある日、80代のおばあちゃまからこんな言葉をかけられました。
「先生?髪をうんと短く切ってくださる?」
その方は、いつもベージュカラーがとても似合う、
流れるようなロングの髪が印象的な方。
それを、「バッサリ切りたい」と。
「何かあったんですか?」と聞くと…
おばあちゃまは少し照れたように、でも切実な声でこう言いました。
「もうね、肩が痛くて痛くて…ドライヤーが持てないの。」
年に数回しか来られない美容室。
きっとその日を楽しみにしてくれてたはずなのに…
その表情はとても悲しそうでした。
「絶対、後悔する」と直感して
私は思わず、
「いや、切るのはやめましょう!絶対後悔します!」
と、おばあちゃまに“いつも通りの長さ”のまま帰っていただきました。
でもそのままではいられなかったんです。
「何か方法はないか?」
ブツブツ言いながら、血眼でアイデアを探し続けて──
たどり着いたのが【ドライヤークリップ】というアイテムでした。
翌朝にはご自宅へお届け!
その日の夜に急いで買いに行き、
翌朝、ご自宅まで持って行ってお渡ししました💨
息子さんと二人暮らしだったのも幸いで、
取り付けはお願いして私は帰宅。
そしてその日の夜…
電話が鳴りました。
「先生!ありがとう!!
これで今まで通りに髪を乾かせるわぁ👵✨」
…もう、本当に嬉しかったです。
ドライヤークリップ=ズボラアイテム?とんでもない!
正直な話、以前は「面倒くさがりさん用かな?」と思っていました。
でも、今回の出来事で気づきました。
困っている人にとっては神アイテムだった。
片手が塞がってる状態で、
美容師と同じように乾かすなんて無理ゲーなんです🫠
「腕はどこから生えてるのか?」を理解しよう
例えば自分でブローするとき、
「後ろが乾かしにくい…」「腕が疲れる…」
それ、普通です。
だって美容師みたいに、後ろからドライヤー持てないんですから。
それをちゃんと理解して、
「誰にでもできるやり方」でお伝えするのがプロの役目なんだと
改めて思いました🕊️
「できない」じゃなく「できる方法を探す」がプロの仕事
✔️ 髪を切る前に、本当に困っている理由を聞く
✔️ 見た目じゃなく、生活に寄り添った提案を
✔️ 道具ひとつで、笑顔が戻ることもある✨
髪の悩み、生活の不便さが原因かもしれません
「私も乾かすのしんどいかも…」
「片手でブローなんて無理…」
そんな方は、ドライヤークリップのような「工夫グッズ」を使ってみるのもオススメです☺️
困っている方に、少しでも“できる”を届けられますように。
今回は以上です🫡✨